ギフターム便りVol.51 和牛・国産牛・WAGYU?

以前のブログで「とやま和牛 酒粕育ち」について書きました。
今日は、「そもそも和牛とは?」という点について書きたいと思います。

スーパーなどで「黒毛和牛」や「国産牛」などの表記を見たことがある方は多いと思います。
今はインターネット等で欲しい情報がすぐに手に入りますので、既にご存じの方は今日のブログは少しタイクツかも・・・苦笑
お時間がある方はおつき合いください。

国産牛と和牛の違い

「国産牛」と表示できる条件は、「牛の種類や生まれた土地に関係なく、生まれてから出荷までの間、日本で飼育された期間が最も長い」ということです。
つまり、海外で生まれ、海外での飼育期間があったとしても、その後、日本で飼育されるようになり、「日本での飼育期間が最も長い(海外での飼育期間よりも長い)」場合、「国産牛」と表記することができます。

一方、和牛は明確に牛の種類が決められています。
「和牛」と表記できる牛の種類は「黒毛和種」「褐毛和種」「無角和種」「日本短角和種」の4種類です。また、その4種の交雑種も和牛と表記できます。

  • 黒毛和種
    日本で飼育される和牛の大部分を占める種類。文字通り黒毛(厳密には黒褐色)の牛で、日本を代表するブランド和牛もこの種が多い。昨日のブログでご紹介した「とやま和牛」もこの種類。
  • 褐毛和種
    黒毛和牛に次ぐ頭数で、黄褐色から赤褐色の毛色をしている。暑さに強く、代表される産地として、九州(熊本)や四国(高知)がある。
  • 無角和種
    毛色は黒色をしており、山口県が主産地であるが、頭数は減少傾向にある。
  • 日本短角種
    濃褐色の毛色で、寒さに強く、主に東北や北海道で飼育されている。

WAGYUとは?

それでは、タイトルにも書いた「WAGYU」について。
これは、海外で飼育されている和牛品種のことを指します。
先にもあるように、和牛は「牛の種類」で定められているため、和牛品種を海外で飼育することも多くなりました。これは、世界での日本食および和牛への需要が高くなっているからだと思われます。
ただし、これについては農林水産省がガイドラインを定め、海外産のWAGYUは「和牛」と表記するこができないように、明確に区別されています。

このように、和牛と国産牛および海外産のWAGYUでは明確に違いがあります。
もちろん、それはお買い求めのお値段にも影響することになります。
細かな点は割愛しますが、平たく言うと、和牛の方が飼育方法、飼育期間等に手間暇をかけて育てられており、それらがお値段に反映されています。

GIFTarmで取り扱っている商品につきましては、「品質(価値)に対してお値打ちである価格」と考えて定めています。
生産者の方々が丁寧に育んだ大切な商品です。
「お手頃」ではないかもしれません。ですが「お値打ち」であることは間違いないかと。
贈り物としても、ご自身用としても、ぜひ一度お試しください。

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