瑞龍寺
ーZuiryuji Templeー

加賀藩二代藩主・前田利長公の菩提寺として知られている曹洞宗の名刹。国宝に指定された壮大な伽藍(がらん)配置と、美しい庭園が特徴です。伽藍の中心にある仏殿、法堂、山門は17世紀に建てられ、江戸時代の建築技術の粋を集めた優美な姿を今に伝えています。
木造建築の見事さだけでなく、歴史と文化に触れる体験ができ、特に秋の紅葉や冬の雪景色は、寺院の厳かな雰囲気と相まって訪れる人々を魅了します。

瑞龍寺

高岡大仏
ーThe Great Buddha of Takaokaー

日本三大大仏の一つに数えられる、高さ約16メートルの大仏は、20年以上の歳月をかけて1933年に完成し、全国的にも珍しい青銅製の仏像です。
優雅で力強い姿を持つ高岡大仏は、地域の人々から「高岡のほこり」として愛されています。
その美しい造形と静かで荘厳な雰囲気が特徴で、内部には仏像の成り立ちに関する展示があり、歴史に触れる貴重な体験ができます。

高岡大仏

高岡古城公園
ーTakaoka Kojo(Old Castle)Parkー

加賀藩二代藩主・前田利長公が築いた高岡城の跡地を整備した公園です。豊かな自然と歴史が融合したこの公園は、四季折々の風景を楽しめる憩いの場であり、県内有数の観光スポットです。公園内には高岡城のかつての石垣や堀が残り、当時の城郭の面影を今に伝えています。特に春には、約1,800本の桜が咲き誇り、「さくら名所100選」にも選ばれています。秋には紅葉、夏には新緑が広がり、散策を楽しむ人々で賑わいます。

金屋町
[千本格子の家並み]
ーKanaya Machiー

加賀藩二代藩主・前田利長公が高岡城を築く際、鋳物師たちをこの地に招いたことから発展した町です。金屋町の象徴とも言えるのが、通り沿いに続く「千本格子の家並み」。江戸時代から変わらない伝統的な町家建築で、細かく並ぶ木の格子が連なる景観は、訪れる人々を古の時代へと誘います。
石畳の道が続くこの通りは、富山県の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史と文化が息づく場所です。

金屋町(千本格子の家並み)

山町筋
[土蔵造りの町並み]
ーYamachosujiー

江戸時代から続く商家が連なる風景が残されており、厚い土壁で囲まれた白壁の蔵や格式ある町家が立ち並び、当時の繁栄と工夫が感じられる独特の景観が広がります。土蔵造りは、火災に強く、商業活動が盛んだった時代に多くの商人がこの様式を採用しました。
金工や漆器といった高岡を代表する工芸品を扱うお店もあり、古き良き日本の商業文化に触れることができる貴重な場所です。また、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、保存と活用の取り組みが進められています。

山町筋(土蔵造りの町並み)

雨晴海岸
ーAmaharashi Coastー

富山湾越しに雄大な立山連峰を望むことができる高岡市を代表する絶景スポットです。四季折々の自然の姿を見せ、特に冬から春にかけての晴れた日には、真っ白な雪をいただく立山連峰と青い海とのコントラストが絶妙です。
「雨晴」という名前は、源義経が、戦の逃亡中にこの地で雨宿りをし、晴れ間を待ったという逸話に由来しており、歴史と自然が織りなす神秘的な場所でもあります。
朝日や夕日が美しいことでも知られており、時間帯によって異なる表情を見せる景観は、写真愛好家にも人気です。また、海岸近くには遊歩道が整備され、波の音を聞きながらの散策も楽しめます。

雨晴海岸

勝興寺
ーShokoji Templeー

歴史的な浄土真宗の寺院で、美しい伽藍(がらん)と広大な境内を持ち、国の重要文化財にも指定されています。勝興寺は、加賀藩主の庇護を受け、地域の精神的な中心として栄えた寺院であり、その壮大な建築は当時の繁栄を今に伝えています。本堂や山門、書院などの建造物は、細部に至るまで伝統的な木造建築の美が凝縮されており、境内には季節ごとに美しい花々が咲き誇り、特に春の桜や秋の紅葉が絶景です。

勝興寺

二上山
ーMt. Futagamiyamaー

高岡市の北東部に位置する自然豊かな景観と歴史的な背景を持つ名所。
この山は、かつて修験道の修行場としても利用され、山頂からは高岡市街地や富山湾、晴れた日には立山連峰や能登半島までを一望できる絶景スポットです。特に春には桜が咲き誇り、登山道を彩る美しい風景を楽しむことができます。

二上山には、古代の遺跡や古墳群もあり、歴史好きにも見どころが満載。登山道は比較的なだらかで、初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されています。

二上山
利長くん_家持くん

(本ページすべての写真提供:高岡市)