ギフターム便りVol.22 脂肪は悪者?

わたしの年齢になると「脂肪」と聞くとあまり良いイメージはありません。苦笑
できるだけ「つけない」、そのために「摂らない」ことを意識してしまいます。
以前のブログでも書いたように、口にするものは大切だと思い、「脂肪=摂らないもの」の価値観ができてしまっています。

ひと昔前のテレビドラマで「どうして曇ってると天気悪いっていうんですかね?」っていうセリフを聞いたとき、固い価値観を持った自分を省みたものです。

「本当に脂肪は控えるべきか?」
ということで、少し調べてみました。
(このブログをスタートして、自分の知見だけでは圧倒的に足りないので、イロイロと調べるようになりました。勉強嫌いのわたしにとってはいい傾向かと)

脂肪とは?

ご存じのとおり、脂肪には常温で固体のもの、液体のものとありますが、固体脂は過熱することで液体化していきます。
脂肪を多く含む食品には、バター・マーガリン、肉、大豆、イワシなどさまざまな種類があります。
人間の体では、内臓、筋肉に多く含まれるほか、皮下脂肪としても蓄えられます。
増えていく脂肪は概ね皮下脂肪として蓄えられ、体温を奪われないように壁として機能します。
よく「あぶらがのった○○」と表現される食品は、寒さを防ぐために育った結果と言えます。
体に吸収された脂肪は、脂肪組織として蓄えられるほかに、熱や力のもとになります。この効率が炭水化物よりもよく、同じ熱量を生み出す場合は、炭水化物よりも脂肪をとれば量が少なくてすみます。これにより、胃や腸の疲弊を減らし体にとってはいいものになります。しかしながら、あまり摂りすぎると、消化がうまく行われず、お腹をこわす要因にもなるため注意が必要です。

牛肉にも多く含まれる脂肪

上にあるように、脂肪を多く含む食品のひとつとして《牛肉》があります。
牛肉の脂肪はパルミチン酸、パルミトオレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸で構成されています。また、これらの脂肪酸は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の大きく3つに分けられます。このうち、不飽和脂肪酸は融点が低く、比較的低い温度で溶け出すため、割合が高いほど「口溶けの良い」脂肪となります。しかしながら、牛肉には多価不飽和脂肪酸の割合が元々数%しかないため、脂肪の質は一価不飽和脂肪酸の中でもその9割を占めるオレイン酸の割合が高いものが良質とされます。

和牛

オレイン酸の効果

オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸の一種で、オリーブオイルやアボカド、ナッツ類にも多く含まれています。
このオレイン酸には、悪玉コレステロール(LDL)の増加を抑える一方、善玉コレステロール(HDL)を維持させる働きがあります。これは、心臓病や動脈硬化のリスクを低減させることにつながります。また、炎症を抑える効果もあり、関節炎やその他の炎症性疾患のリスクも抑えることが期待できます。
美容への高い意識が広がりつつありますが、オレイン酸には酸化ストレスを軽減し、細胞の老化を防ぐ効果もあります。これにより、老化関連疾患のリスクを低減し、肌の健康を保つ助けになります。付随して、肌の潤いを保つ効果もあり、乾燥肌の改善やアンチエイジングにも役立つと言われています。

専門家の方が読んだら薄っぺらい内容ですが・・・ひとまずこの辺まで。
ここまでの状況で言えそうなことは、

・脂肪の控えるのではなく、どういった脂肪を摂るか?
・自分に適切な摂取量はどの程度か?

こういった点に配慮しながら摂取する必要がありそうです。
しかしながら、配慮しながら摂取って結構ハードルが高いような・・・
これも固定観念。
高いと思うハードルも見方を変えれば何とかなるかも・・・と考えることにします。
今日はこのあたりで。
明日のブログもよろしくお願いします。

(参考:科学をわかりやすく解説・富山県農林水産総合技術センター)

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