ギフターム便りVol.52 トモサンカク

「トモサンカク」という部位はご存じでしょうか?
GIFTarmでは焼肉用としてご用意している部位ですが、聞きなれない方もいらっしゃるのでは?
今日は希少部位「トモサンカク」について少しご案内します。

どの部分のお肉?

「トモサンカク」。名前からは部位の位置は連想しにくいのではないでしょうか?
希少部位と言われるこの部位は牛のももの部分、具体的には牛のお尻の付け根に位置するところのお肉です。
名前の由来は、見た目が三角形をしていることから「三角」が含まれ「トモ」とはもも肉を指す言葉です。

牛のももの中でも筋繊維が非常にきめ細かく、適度な脂肪が層状に入っていることが特徴です。
この脂肪の入り方が、トモサンカクの美しい霜降りをあらわしています。

特徴

  • 繊細な霜降り
    トモサンカクの霜降りは非常に細やかで美しいものです。この霜降り部分の脂がとけ、口の中でとろけるような食感を楽しめます。脂肪分が豊富でありながらもしつこくなく、以前ご紹介した「カイノミ」同様、赤身の旨みと脂の甘みのバランスが絶妙です。特に脂肪の質が優れており、低温でもしっかりと溶け出すのが特徴。このため、焼肉やステーキの際には香ばしい風味とともに脂の甘さが引き立ちます。
  • 柔らかさ
    筋繊維が非常にきめ細かいことから、ももの部位でありながら驚くほど柔らかい食感が味わえます。他の赤身肉と比較すると噛み応えは少ないですが、その反面、脂が繊細に溶けることで肉全体の旨みが口いっぱいに広がります。
  • 希少性
    トモサンカクは一頭の牛からごく少量しか取れないため、市場に出回る機会も少なく希少価値が高い部位です。和牛の中でも高級部位に属し、一流の焼肉店やステーキ専門店で取り扱われることが多い部位です。
  • 適度な脂肪と赤身のバランス
    赤身肉でありながら、脂肪の入り方が均一で細かく、しつこさがない軽やかな味わいが特徴です。脂肪の量が多すぎる部位や、脂肪がほとんどない部位とも異なり、赤身と脂肪のバランスが絶妙なため幅広い方々に人気があります。

他の部位との違い

トモサンカクはもも肉の一部に位置しますが、一般的なもも肉とは異なる特徴が多く見られます。通常のもも肉は赤身が多く脂肪が少なめであっさりした味わいが特徴ですが、トモサンカクは次の点で他の部位と際立った違いがあります。

  • イチボとの違い
    トモサンカクとよく比較される部位に「イチボ」があります。同じももの希少部位ですが、イチボは赤身の味わいが強めで噛み応えが楽しめるのが特徴。一方、トモサンカクは霜降りの繊細さと口溶けが優れており、より高級感のある柔らかい食感を味わえます。
  • 普通のもも肉との違い
    一般的なもも肉は脂肪が少なくヘルシーなイメージですが、トモサンカクは霜降りが細かく、見た目からして「高級肉」という印象を与えます。さらに、焼いたときの香ばしさや旨みの凝縮感も他のもも肉に比べて豊潤です
  • サーロインとの違い
    トモサンカクはサーロインに比べると脂肪分が控えめで、あっさりしつつも満足感のある味わいが楽しめます。脂肪が多すぎる部位を敬遠する方にもおすすめの部位です。
  • カイノミとの違い
    カイノミはバラ肉の一部にあたる部位で、赤身と脂肪のバランスが良いという点ではトモサンカクと似ていますが、味わいはやや異なります。カイノミは肉質がしっとりとしている一方で、トモサンカクは赤身が持つ旨みが強く、脂肪の甘みとの調和が際立っています。さらにトモサンカクはもも肉特有の柔らかさがあり、しっかりした食感を持つカイノミと比べるとより繊細な口当たりです
  • 三角バラとの違い
    三角バラはバラ肉の代表的な部位で霜降りが多く、脂のコクが特徴です。一方でトモサンカクは霜降りの入り方が細かく繊細で、脂の甘みがありながらしつこさが少ないのがポイントです。また、三角バラは焼肉にするとジューシーさが際立ちますが、トモサンカクは赤身の濃厚な旨みを楽しむのに適しており、より上品な味わいが特徴です。

いかがでしたか?
今回はトモサンカクについてご案内しました。
いずれ、焼肉用でご用意している三角バラについてもご案内したいと思います。

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